ある日ちょっとした友人のピンクマンと遊んでいた。
あーおでん食いてえなーー
ありだね
グーグルで検索するとおでん屋が国立市にあった。あまり普段行かないところだ。ご飯を食べに行くためだけに車を走らせる。
いざお店に着くとおばちゃん達が談笑していた。アットホームな空気なんやなぁって入ろうとしたら
おばちゃん「今日はもうおしまいよ〜」
速攻で出鼻をくじかれた。
どうしよう、、、途方に暮れるピンクマンとワイ。
なぜか国立市にはインド料理やネパール料理屋が多い。最近ではサハラなどだろうか。口コミもなかなかイイぞ。
少し歩くとインド、ナン、カレー、ネパールといったギラついた看板がちらほらあるちょっと不思議な夜の光景だ。(二年くらい前の話だからそこまで変わってないと思う。)
そんな中、おっこの店いいんじゃない?!という店があった。ビルの一角にあり、同じくインド料理。詳しい閉店時間は覚えてないが仮に閉店夜10時としたら今は夜の9時ごろ。ラストオーダーを考えても迷惑にならない時間だろうと入店することにした。
なんだか雰囲気あるなァ。と思って、中に入るとなんだか薄暗い、、、人の気配もないぞ。
薄暗いというか暗い。電気が付いてない。
???「コンバンハ〜」
暗闇の中から出てきたガッチガチの外人さん。
もうお客こないカラ閉めようとシテタノヨ〜
片言の日本語で話してくる。表の看板に営業時間書いてて閉めるとはなかなか強者だ!最近の殺伐した世の中。世間はこのくらいゆるい方がいいのかもしれない、、
.ワイ・ピンクマン「そうでしたか〜じゃあまた来ます〜」
ダイジョブダイジョブ!アケルヨ〜!
今帰ろうとしてたやん、、逆に申し訳ない、、ここから少しお互いに遠慮し合う変な感じになったが結局根負けしてお言葉に甘えて入店することに。
なんだか、スナックを居抜きしたかのような作りだ。
閉めようとしてだけあって、本当にお客がいない。静かすぎる店内で少し気まずい(笑)メニューはあまりにも種類が多く目移りした!
厨房では入店から一言も喋らないもう一人の外人さんが無言でいた。
とりあえずセットのメニューを頼むことに。
ラッシーがめちゃ美味しくて二人でウメェウメェ言いながら啜った。
なんだか開けてくれた申し訳なさもあり、少し大きめの声で美味しさをアピールした。(ほんとに美味しかったよ)
サラダとラッシーが終わった頃にカレーとナンがくる。
ナイスボリューム。しかもうまい。
結構お腹膨れてきて、ちょうどいいわ〜と思ってた矢先。
コレモタベナヨ〜
と言ってカレーピラフのようなものを出してくれた。
えっえっ注文してません!!と話すと
サービスサービス!
と言ってまさかの無料配布。こちらも非常に美味しかった。ありがてぇ、、
二人で食べ終わりお会計をしたら値段も安く、少し恐れていたシレッとカレーピラフの値段上乗せされてるのでは?!ということもなく明朗会計であった。
マタキテネ!ゼッタイキテネ!
と最後まで愛想よく見送ってくれた。
二年ほどたちこのエピソードを思いだし、久しぶりにピンクマン誘ってインドな世界(偏見)国立市にご飯行こうか、と思ってたら閉店
….
あの外人さん達が元気でいることを願います。すぐに行けなくてごめんなさい。
おわり
2020.2リライト