一人で高幡不動に来ました。
この日はちょっと小雨気味で天候が悪く普段は人で賑わう高幡不動も静まり返っていましたね。
高幡不動を普通に見てもいいんだけど今回は高幡不動尊内にある山内八十八ヶ所巡拝を決めてきました。
八十八ヶ所巡拝総評
- 高幡不動は無料駐車場あり。
- ちょっとした山歩き!階段もあり!子供もお年寄りも行けるルートではあります。
- 歩きやすい服装・スニーカーを履こう。
- しっかり見て歩くと1時間弱はかかるぞ。
高幡不動山内八十八ヶ所巡拝入口
高幡不動尊の真下からスタート。
今回初めて歩いてきたけど想像していたよりも山だったので歩きやすい靴や服装で歩こう!
今回はベーシックに1番目から巡っていくけれど88番目から巡る逆打ちという参拝方法をとっている人もいるみたいだ!その場合スタート地点は異なるので注意してほしい。
下調べゼロで突入したのでどれだけ長いのかどれほどキツイのか全く分からずドキドキ。
でもそれが楽しい。
いきなりの階段スタート。緩やかな階段ではあるけれど地味にキツいやつ!
今回山内でも階段スポットは多かったぞ。
お賽銭などはありがたいけど最後にまとめて頼むわってメッセージ。たしかに道中にある弘法大師像の前にはお金を入れるところはないので回収するのが大変だったり、転がったり盗られたり….って事なのでお賽銭は最後まで我慢しよう!
感慨深い1番目。
今回は人もいないので可能な限り1人ずつ手を合わせて巡ってみた。
コチラ案内図。途中分かりにくいポイントもあるため絶対に番号通りに巡りたい場合は予め見ておいた方が良さそう。
道は砂利道〜登山道のレベル。
観光地だけあってガレ地や鎖場はないぞ!
普通に子供やお年寄りの方でも登れるレベルとなっている。
弘法大師像は一体一体の顔が異なりこれも八十八ヶ所巡りの楽しみ方の一つと言える。
怒ったようなイカつい顔もあれば優しげに微笑むような柔和な顔もあるぞ。
番号看板が隣にあるが場所によっては道から少し逸れていたり奥地にあるので番号が飛んでいる場合は少し戻って探してみると良いだろう。
隠し像のような意地悪な配置はなかったぞ。
….それでも2-3回番号を飛ばしてしまった!
緩やかな階段。
フェンスの壊れがかっこよすぎる。
少し登るとより登山感が増すぞ。
実はココ八十八ヶ所巡りの場所は高幡城址の一部でもある。
正直全く知らなかったので驚いた。ただ城主や正確な築城年数などは不明なようだ。
簡素な縄張りとして活用されていたようだが….
人がいたらつまらないのだがガラガラなので雰囲気が漂い最高。
道中は2人とすれ違ったのみ。まあ平日の天気の悪い日、ここに来る人は少ないだろう….
休日や紫陽花祭りの際にはそれなりに人がいそう。
高幡不動の裏にこんなに大きな山があったのか!と本当に道中驚きっぱなし。
広大な敷地とすこし入り組んだ構造は城跡を感じさせる。
愛宕山と呼ばれていた。
ここも愛宕山と呼ばれているのか?!
【この丘はかつて愛宕神社が祀られていた】と記載がある。多摩市だけかと思っていたぞ。
全国に愛宕山と呼ばれるところが点在しているようで東京だと港区にも愛宕山があるそうだ。
中にはこんなお地蔵様も….
首が….実は色々な土地で首無しの地蔵を目にすることが多く自然に壊れてしまうものなのか?と疑問に思い調べた事がある。
土地にもよるだろうが、博打などの際にお地蔵様の頭を持つ事でゲンを担ぐという流行があったようだ。そのためその時代のお地蔵様は首を取られてしまったとか….
ここのお地蔵様がどういう経緯で頭がないかは定かではないが大事に置かれている。
柔和な表情の弘法大師像。優しげなので撮影。
見晴らし台と高幡城址
見晴らし台という面白そうなスポットに着いたぞ。実はコチラ見晴らし台に進むと八十八ヶ所巡りの際にショートカットになってしまい番号を大きく飛ばしてしまう事になるので注意が必要だ!
この時ショートカットになってしまうことを知らなかったのでどんどん進んでしまった。
開けた場所にたどり着くぞ。
これが見晴らし台か!
余談だが神奈川県の山には展望台が多い。
展望台というのはこういうちょっとした台のレベルではなく鉄塔レベルの展望台だ。
老朽化で立ち入り禁止になっているところも多いが、それがまたいい。
今では安全性の観点から新しく建てられる事はなさそうだな…昭和の遺物だ。
見晴らし台からの景色はこんな感じ。
住宅地を望める。
天気が少し良くなってきたな!
ここで1人とすれ違う。服装からダイエット運動がてら登っているようだった。
見晴らし台ゾーンが終わりを告げる。伝わりにくいんだけどこういう構造すごい好き。
奥にも立体感があって見ていて楽しい。
リアルダンジョン感ある。
高幡城址という存在を知った看板だ。
本丸という文字もある。が….特に城たるポイントはないかな。
そしてここまできて八十八ヶ所巡りの順番を大幅に飛ばしている事に気づいたのだ。
見晴らし台は罠だ。
巻き道を歩く
という事で見晴らし台の脇に巻道があるので、そこから元の道に帰るぞ。色々ルートがあってそれを踏破するのも楽しいぞ。
何度もいうがマジで広い!こんな山がドカンとある事に本当に驚いた。
巻道には壊れた石像たち。
これは家のような形だ。
これはどの部分だろうか….丸く切り抜かれている。
さて戻ってきたぞ。
なにやら下にも広大な土地が広がっているように見える….この山のポテンシャル底が知れねえ….
さて順路に戻ってきた!よかったー!いきなり70番代に飛んだので驚いたが、見晴らし台の入り口まで戻ると順番通りの番号に戻った。
そして奥にもまた道が…
見晴らし台②
そしてこちらにも見晴らし台!ややこしいので見晴らし台②と名付けよう。
階段を少し登っていくぞ。
先ほどよりもスペースは狭く鬱蒼としている。
見晴らし台という名の足場が少し置かれているだけだ。しかしここにも弘法大師像があるので見晴らし台②はスキップ不可!
フェンスの歪み。これが楽しい。
景観はお世辞にもいいとは言えない。木が生い茂ってはいるが、うまい具合に隙間から景色が見える….
この弘法大師は土台が立派だったので撮影しました。気合いが違う。
謎のお花畑スペース
そのまま順路通りに進むと….
山の中に広場が….これまた想像していなかったので驚いた。
そして誰もいない…
迷い込んだ気持ちだ。
脇にはお花畑が広がっており神秘的だった。
【高幡不動尊金剛寺東京日野ロータリークラブ50周年事業】
立派な石碑だ。
迷路のように道が多岐に渡りどの道を行こうか迷ってしまう(歓喜)
1番アドベンチャーっぽい道を選ぶと….遺跡みたいなものがある!
カッケェええええええ。
絶対床が開いて地下神殿に行けるヤツ….残念ながらそのスイッチは見つけられなかったが….こんな面白い形のベンチある?ってくらいおもろい。映画のセットみたいだ。
カッコ良すぎる。そしてあまり使われないのか苔むしていた。
おあつらえむきに中心が空いているのでそのまま直進してみようか。
見たところ道はないけど….
少し不明瞭だが踏み跡を辿る。
ここで行き止まりに見える….のとハチがいたので退散した….
少し上から見るとこんな感じ。
ここだけなんか異世界感あるな….
順路に戻ってお遍路の続きを楽しむぞ。
これは巻道の上に鎮座していた弘法大師像なのだがその背後に道があったのだ。
方角的に先ほど断念した踏み跡はここまで続いているような感じだった。
今はもう草に覆われているが冬になったら通れそうだ。
休憩スペースにたどり着いた。
八十番!あと少しでこの旅が終わる。
少し見晴らしのいいスポットだ。
大木の割れ目が気になるので近寄ってみる。
マツカードなるものがホチキスどめされていた。痛々しい留め方だ….
山を下っていく。五重塔の先端だけ見える。
山内八十六番目
それぞれ点在してはいたが比較的すぐに見つかる距離だった。最後の八十八番目が1番遠くにあるみたいだ。
88番目は高幡不動尊へ戻るのだ
ラスト一体は高幡不動不動尊内にあるためだ。
鐘楼と思われる。
秋は紅葉が素晴らしそうだ。
ここまで登る人も少ないのか人がいない。
実はここからも結構いい眺めなのでオススメ。
ここもダンジョン感強め。
こういう構造の総称….なんていうか知りたい。
言語化できません(笑)
そして最後八十八番目!
ここまで40分くらいかかりました!1人だったからサクッと見てしまったけれど誰かと来てワイワイ話してたら軽く1時間はかかるかな〜。
一体ずつそれぞれ特徴のある弘法大師像を見られたので楽しかった。
あと意図せず登山感強目で最近山歩きが楽しい私にとっても非常に楽しめた!
高幡不動って何記事も書けるくらい結構モヤスポ多いんだよね。
今回は【山】と【城址】がある事を知る事ができました。今まで知らなかったな〜。
おわり