休日ぶらぶら散歩ブログ

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探検、散歩、購入した物などをツラツラ書いていきます。

【アトピー体験記】掻かなければアトピーは治るのか?ステロイド標準治療と併用で実験【序章】

2021年も残りわずか。

ブログも動画も物作りも何もやる気がしない....

そんな一年間だった。

特に直近半年は特にそんな調子だった気がする。

※以下に記載するのはあくまで個人の体験記なので簡単な症例報告、参考程度にして下さい。

また私自身は全国のアトピー性皮膚炎患者の中ではかなり軽度な部類だと思います。

 

理由は体調不良。

成人になってから再発したアトピー性皮膚炎のせいだ。

今までのアトピーとの付き合いを少し振り返ってみる。

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幼児期〜保育園初期

おそらく人生で最も酷かった時だ。

腕や膝を包帯で巻いていた記憶がある。

あのガサガサとひび割れた感じを今でも覚えているし痛かった記憶もある。皮膚には割と常に血が滲んでいた。

保育園中期〜高校生

ありがたいことに成長と共にアトピーは影を潜めすっかり綺麗な状態になった。

成長共に改善するというのは本当だと思う。

どんな状況でもアトピー性皮膚炎が出ることはなかった。

大学生初期〜中期

野宿ツーリングや山登りで数日、体を洗わなくてもなんともなかった。

洗顔やスキンケアなどは一切しなくてもニキビなどもほとんどできなかったし、乾燥に悩んだこともない。むしろ皮脂が多かったくらいだ。

自分は肌が強い方だ!とすら思っていた。

この時点でもそれくらいアトピーは影を潜め自分の中ではすっかり昔のこととなっていた。

強いて言えば蚊に刺されなどに対する感受性はかなり高く蚊に刺されただけでまるで蜂やブユに刺されたようにブクブクに腫れ上がり赤く痛みが出ることだけは鬱陶しかった。

大学生終盤に再発

肘の内側や膝の裏側などに軽度な皮膚炎が出ることが度々あった。

しかし市販レベルの塗り薬(ムヒなど)を使用して数日たてば治っていたので気にすることもなかった。

この時もスキンケアなどは無縁で保湿はした事がない。

しかしきっかけの皮膚炎が起こり、そこから現在に至るまで飛び飛びではあるものの再度アトピー性皮膚炎と付き合うことになった。

その中でも1番キツかったのは始まりでもあるお尻の湿疹でこの時はお尻の皮膚全体がじゅくじゅくになり常にリンパ液が出た。

※背景として使える時間の多かった大学生の時はどこに行くのも全てバイクで年間2万キロペースでバイクに乗っていた。常にお尻の皮膚に刺激があったのが原因なのではないか....と今でも思っている。

この出来事は修学旅行として友人とした伊豆ツーリングで起きた。

炎天下の中何時間も太陽で熱くなったバイクシートに座っていたからか、その日の夜とてつもない痒みに襲われた。

痒みはかなり強くボリボリ掻きむしってしまった。

掻いているうちに皮膚は裂けてヌルリとした感触。

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血が出てしまった?!と思い指を見ると主に血ではなく透明な液だった。

そして当たり前だが血も少し混じっていた…

幼少期に見たアトピーの滲出液が出ていたのだ。

血の少し混じった滲出液は鉄臭さとリンパ液自体のなんとも形容しがたい独特のにおいがした。そのにおいに気持ち悪くなった。

しかしそれでも掻き壊す手は止まらなかった。

あまりの痒みでその夜は全く眠れずだった。

寝ている友人を横にボリボリと描き壊す事、数時間....お尻は完全にぐちゃぐちゃになってしまった。

朝はリンパ液が固まりパリパリとして皮膚とパンツがくっつき剥がれると痛かった。

翌日もツーリングが続いたので旅は楽しかったが、体の状態はかなりしんどかった。

この時は座りっぱなしなのが良くなかったのだろうと思った。

正直1週間もすればまた治ると思っていたが....

なんと大学を卒業する間近まで治らなかった。

帰宅後も痒みは続き毎晩掻いた。

薬剤師国家試験も控えていたので一日中机に向かうこともしばしばあった。

これも治りを遅めた原因だろう。

座っているとまたお尻がむずむずと痒くなり....外ではなんとか掻かずに我慢できるが家ではまた掻きこわしを繰り返して1年近く治らなかった。

外で勉強する時は恥ずかしがからずに低反発クッションをどこへでも持ち歩き授業中も椅子に敷き乗り越えた。

一日10時間以上座りっぱなしの日々が続いたので、この時は増悪と寛解を繰り返しておしりは色素沈着してしまった。

アトピーというには乾燥していないし写真で見ると結節性痒疹(ようしん)というものにかなり近いように見えた。

これいつまで治らないんだ....とそこで初めて皮膚科を受診した。

特にアレルギー検査はなかった。

しかしアンケート用紙の既往歴にアトピーと記載したところおそらく再燃したアトピーでしょうと診断を受けた。

アンテベート軟膏を数本処方された。

市販薬では全く治らなかった赤みを帯びたボコボコとした湿疹が次々と消えて皮膚は平らになっていった。

1週間程度でサラサラになり完治したように見えた。使い切った事もありステロイド治療はここで一旦終了した。

その2週間後....再度ボコボコと赤みが出てきてお尻が痒くなった。

またか....と思い同じ皮膚科へ。

「これ治らないんですかね?」と聞いたらアトピーはうまく付き合っていくしかない。

出たらまた塗り薬を使用して治めて。

と言われた。

軽く絶望したがアンテベート軟膏を使用していれば治った。そして学校を卒業。

働き出すと共にバイクにほとんど乗らなくなった。

社会人1年目〜最近まで

バイクに乗らなくなったら自然とお尻は治癒していった。

たまに汗をかいたりバイクに乗ると痒みは出るが滲出液なんか出ないし1日で治るレベルだ。

今でもお尻はなんともないのでやはりバイクや勉強といった座りっぱなしだったのが原因かもしれない....

社会人1年目。薬剤師の仕事は対人なのでストレスを感じることもあったが鼻血が出ることはあっても皮膚炎が出ることはなかった。

これで終わった!と思いきや....

2021年3月〜10月

ある日太もも付け根あたりに湿疹ができ始めた。

とてもしつこいかゆみで市販薬を塗っても効かず....

そうこうしているうちにその痒みは二の腕の内側、背中、胸、脇腹、腹部、太もも、脛、くるぶし....身体中どんどん広がっていった。

こんなことは初めてだ。

ザラザラした丘疹のものからボコッと赤みのあるものまであり、いずれもとても強い痒みだった。

出来始めた当初は自宅にストックしていたセレスタミン(抗ヒスタミンステロイド)を一錠服用すればすぐに改善しその後引きずることがなかった。

しかしこの間隔が短くなっていき最終的には毎日(といっても1週間程度だけど)セレスタミンを服用していた。

※1日一回セレスタミン一錠程度では治らなかった。皮膚科に受診してないので外用薬は使用していない。

ついに額や瞼にも症状は現れたので2箇所目の皮膚科を受診した。(引っ越しなどの関係で1個目の病院から変更した)

2個目の医療機関でもやはり【アトピー性皮膚炎】と診断を受けた。

しかしこれも問診票に記載した小児期のアトピーによる判断だった。

ステロイドを使用して様子を見ることになった。

処方薬は

といった非常に標準的なものだ。

いわゆる標準療法となる。

処方薬には新薬のコレクチムなども含まれていた。

個人的にアレロックがかなり効果を示し毎日服用することである程度は症状を治めることができた。たまにひどくなる時もあり....かきこわした。というかほとんど毎日掻いている。

そして気づいたらそんな体の状態で半年近く経とうとしていた。

え....これもう治らないじゃん(絶望)

いつしかかきこわしあとは色素沈着して身体中に黒いシミができてしまうようになった。

自分で言うのもなんだが本当に肌が綺麗で真っ白だったのに大人になってから加速度的にどんどん黒くガサガサになっていくの事が悲しかった。

薬に合わせてサプリメントも開始した。

ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD亜鉛、カルシウム、マグネシウム、整腸剤

アトピーに効きそうなものを選択して服用している。

たまにセットするのがめんどくさくなり5日くらい空いてしまう事があるがそんな時は決まって調子が悪くなるのである程度効果がありそうと感じた。

2021年10月〜現在

アレロックを毎日使用してもひどくなる日が多くなりまたセレスタミンを使用した。

ところがもうセレスタミンでも改善せずどうしたらいいかわからなくなった。

ついには民間療法のようなものにも手を出し始めサウナに通ってみたり、温泉を試したり、エプソムソルトをお風呂に入れてみたり、運動してみたり....なんだか色々試したがどれも焼け石に水といったところだった。

意識を変える事から始めた

今まではアトピーに対して【掻くな】という人に対して怒りしか湧かなかった。

というのも本当に筆舌しがたい痒みで蚊に刺され程度の感覚で掻かないの!といわれると【そんなん無理だ!!】としか思わなかった。

しばらく耐えるも皮下から襲うウズウズチクチクとした込み上げてくる痒みは本当に気持ち悪い。

耐えかねて1度書き出すともう止まらない。気持ちがいいのだ。ボリボリとかきこわし暫くして痒みが鎮まりとズキズキと痛む。

【またやってしまった】とこれの繰り返し。

彼女からは掻かないの!と言われるたびにかなりイラッとしてしまっていたが、もう改善方法は【掻かない】しかないような気がした。

というのも痒みが出ず掻き壊さない日々が数日続くとそれだけで皮膚の調子は激変し回復していくのだ。

かなりややこしいが【痒い】から【掻く】と思っていたのだが【掻く】ことに意識を向けた時に意外と痒みがないのに患部を触っていたり掻いていた自分がいた。

今までは気持ちのどこかで【アトピーだから健康な人には分からない痒さなんだ。だから掻くのは仕方がない。】という感情があったが、知らないうちに【掻き癖】もあったようだ。

そこで掻きそうになった時に記録をつけることにしてまずは【日中に掻かない】事から始めてみた。とりあえず約1週間私は耐えきった。

無意識レベルで掻いちゃうというところから変えていく。

【痒い時に掻かない】これは本当に精神力のいる事だが人生で色々乗り越えてきたことを思い出して自分ならできるという精神論でなんとかした...禁煙できた自分ならできる!とかそんな感じで....

しかし医療関係の話に精神論というのもナンセンス。

精神論に医療を足すことで少し症状は楽になった。

私にとって掻かない手助けに医療(薬)は不可欠だった。

アトピーについて調べると必ず目にする脱ステロイド

私は薬剤師で普段患者に説明して薬を渡している側なので標準治療一択だ。

だからといって脱ステロイド否定派ではない。

民間療法、標準治療法、医療は個人の希望で決める事なので各々好きな方法を選択すれば良いと思う。〇〇は間違った治療法だからそれを正そう!これは誤り!という謎の正義感に満ちた押し付けは決してしない。

100万人に1人でもその方法で改善したのなら否定はできないと考える側の人間だ。

掻かない手助けの医療

  • ヒスタミンは症状の有無に関わらず毎日服用。
  • 保湿は当然。出来るだけ頻回に行う。
  • お風呂は朝と夕必ず2回入り出た後は保湿とステロイドを塗布。
  • ステロイドは薄く塗らずに適量を塗布。
  • 調子が良くとも湿疹箇所には必ずステロイドを塗布。

当たり前の事だが意外とできていなかった。

頭ではよくわかっているはずだけど実践するのは意外と難しい。

いやむしろ医療人だからこそこんな時はこんなもんやろという謎の慢心があったのかも。

とにかくめんどくさいし軟膏はベタベタするし....加減を見て自己調節していた。

我ながらいい加減である。

とはいえ1日2回律儀に全身の湿疹に適量くまなく塗布するのも中々難易度は高い。

しかし治したい!と強く思ったその日から機械的に必ず行うようにした。

中でも最もやりがちだったのは治ったらステロイドをやめてしまう事だった。

治っている皮膚に強いステロイドを塗る必要がないような気がしてやめてしまっていた。

医師からも治ったらやめちゃってね〜と言われていたので判断は任されていたが....

治ったらの定義は微妙に難しい。

今までは【痒みがなくなったら】治ったとしていたが今回からは【湿疹部分が消えて白い肌に戻ったら】治ったと判断を厳しくした。

湿疹部分が目に見えてある時は痒くなくても塗り続けた。

事実湿疹は赤みのひいた黒ずみ状態でも深部で炎症は続いている。

上記を機械的に繰り返すと痒みで飛び起きることもないし、掻き壊したいほどの猛烈な痒みが起こることもない。

※ギリギリ精神力で耐えられるレベルに落とし込める。

この方法でとりあえず痒みは【ある程度は】抑えられた。

しかし完全には消えない。

ここから先は本当に【掻かない】事でしか完治しないような気が個人的にした。

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と、まあここまでの領域には何度も到達している。

上記のことを完璧に行っても流石はアトピー。痒みは完全には取れない。

やっぱり最終的に掻き壊してリセット。

再度、炎症や傷と闘って少しマシになって瘡蓋(かさぶた)になって....また掻き壊して....

一回サラッサラの昔のような綺麗な皮膚まで【掻く事】を耐えたらどうなんたろう....ほぼ完治するのか?と興味が湧いたので実践することにした。

掻き壊しについて。

いくらステロイドと薬で抑えても掻き壊してしまう事でさらに痒みが強くなり、深いほど治りが遅く再発した。

浅い湿疹は傷が塞がると同時にめったに痒くなることはなかったが、深い湿疹、傷になってる湿疹は繰り返し痒くなった。

まずは皮膚を全てふさかがった状態にしないとダメだ....と思った。

掻き壊すと本当に治らない。

ここからは私自身の問題で意識的に掻く事をやめて、掻きそうになったら記録をつけて回数をカウントした。

日常で痒みの有無に関わらずかなりの回数触ったり掻いていた。

就寝時なんかは目が覚めるくらい掻き壊していたし、目が覚めない時でも掻いていた。

そのため起きると爪に血が溜まり黒なっていた。

そのため腕にミトンをつけて寝るようにした。とりあえず一種間でかなり改善してきた。

今後は一定期間ごとに詳細な記録を残していきたい。

治った!という記録で締めくくりたいが、記録がなければ残念だが掻くのを我慢してもやはり治らなかった。

ということだ....

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おわり