【志賀高原観光】ほぼ絶滅?たまゴンドラの遺骸を発見してしまった。

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発哺国際ホテル天狗の湯

発哺国際ホテル天狗の湯という超巨大廃墟を見に行った時の話です。

目の前の建物は全て廃墟

もうこの時点でテンション上がりまくりなんですけど、実はこの直前のトンネルが気になってもいました。

まあとりあえずメインは遠くから眺めて楽しんでおきましょう。とりあえずね。

発哺国際ホテル天狗の湯

真鶴にある巨大コンクリート廃墟を彷彿とさせる素晴らしい造りだ。

残念ながらトンネルの名前を見ることができなかった。

特徴的な外観…というか明らかに異物が纏わりついてる。

サイボーグトンネルだ。

ナニコレ

これは一体….この謎の建設物に吸い寄せられるようにトンネル内部へ。

重厚なようでちょっと心細い支柱。

なにより赤茶色が余計に恐い(物理的な意味でも)

魚の骨の中を歩いているようなトンネル。

Undertaleのサンズ戦を彷彿させるホネトンネル。

支柱がズラリと並んでおり壮観。

そして上を見上げると背骨のような天井も。今弾幕避けてるところ。

カーブが美しい

そのホネがグネっと湾曲しておりなんともいえない不気味な美しさを醸し出している。通った瞬間に気がついた「あ、このトンネルすげえわ」と。

ちなみに入った瞬間からモワッとすごい臭いが充満している。

なんともいえない饐えた臭いの謎を解き明かすべく奥へ進む。

まさかこの靴から悪臭が…と思ったかもしれないが全然違う。

実はこのトンネル。

そこら中に糞が落ちているのだ。

写真には載せられないが、もうほんと歩道のそこら中に。

犬や猫の糞とは違うなんともいえない臭いで初めの時はなんの匂い全く気がつけませんでした。

糞の正体は【猿の糞】。

そう、ここはサルランドなのだ。

ちなみにさっきの靴の持ち主は猿に喰われた。多分。

たまゴンドラの遺骸

タマゴンドラの愛称で志賀高原のリフトとして活躍。

一応まだ絶滅自体はしてない様子だが…(定かではない)新型機にほとんど変わられてるのは間違いない様子。

2020年の情報だと金のタマゴンドラは稼働していた様子が伺えた。

2014年の公式サイトのコメントに【35年前から利用しています】との声もあり、最低でも1979年からの乗り物のようだ。

次の見どころ

トンネルがパッと明るくなったので退避。

とにかくこのトンネルは息が苦しくなるほど臭い。

臭いというか空気が澱んでいるのだ。新鮮な空気を求めて外に飛び出した。

ナニコレ

トンネルに纏わりついてるサイボーグ部分を下から眺めると…ところどころ木漏れ日が漏れちゃってる。

ナニコレェ。と声が出た。

マジデナニコレ。

そして次なるナニコレが

志賀高原ゴールデンライン

志賀高原には3本のゴンドラがあり、それぞれ異なる景色を楽しめる「志賀高原ゴールデンライン」を形成。

これらのゴンドラを利用することで、山の駅リゾートセンターから東館山山頂までの約30分の空中散歩が楽しめるらしい。

  1. 志賀高原リゾートゴンドラ:蓮池スキー場とジャイアントスキー場を結ぶ約1.5分の短い区間を運行。
  2. ブナ平ゴンドラ:河原小屋エリアから発哺温泉エリアを結ぶ約6分間のゴンドラ。
  3. 東館山ゴンドラ:発哺温泉エリアから東館山山頂まで約8分で到達するゴンドラ。

いずれかのラインで活躍していた個体と考えられる。

型番:ぎんさんハート
(silver egg gondola)

窓枠が外れちゃってる。

流石にもう使われている様子はない。

ネーミングは金さん銀さんからだろうか。もう今の子知らんだろ。

かくいう私も幼少期だったのであんまり馴染みがない金さん銀さん。

ただ同じ時代に生きてはいた。と思う。

金さんと銀さん

ここに金さんと銀さんは確かに生きている。そんな鼓動を感じとった。

この意図的な配置にスタッフの愛を感じざるを得ない。偶然かもしれんけど。

いつからあるのかはわからないが比較的状態が良く保管?されている。再利用するのだろうか…

ステッカーに哀愁を感じる。

奥にはノーマルエディションも存在していた。

量産型っぽく比較的多数ある様子。

金さんと銀さんversionはやはり貴重。金さんゴンドラはゴンドラ界の百式。

シートは拭けば今すぐにでも使えそうなほど綺麗だ。

忘れられしタマゴンドラ

いつまで保管されているのだろうか。

とても良いものを見せてもらった。

それにしてもここは一体…

なんて思ってたらついにトンネルの上部に行けそうな道が。

東館山スキー場の一部と思われる。

違うかもしれないけど…

それほどこのコースが現役なのか廃墟なのかは全くわからない…そんな雰囲気があった。

雪がない状態のスキーコースってこんな感じなのか。

初めて見た。

正解がわからないが、踏み抜いたら下に十数メートル落ちるのは確実。

そう考えるとこわすぎてこれ以上は進めない。

イメージ図

先ほど見た光景が蘇る。

この高さ万が一踏み抜いて落ちたら、普通に足ポキどころじゃ済まなさそうなので引き返す事にした。

奥が気になるが…

奥が非常に気になるのであった。ただの山道にも見えるが…

コースの一部なのだろうか。

現役のスキー場につながっていると思われる。

トンネルに戻り再度探索してみよう。

ついに一番気になるスポットに辿り着いた。

ここが見たくて一度降りたんですよね。

大きなトンネルの中にトンネル。そのトンネルの脇に、さらにトンネル。

トンネルインサイドトンネルインサイドトンネル。

細分化していく感じがたまらない。

しかもこのトンネル、先が見えないほど長い。

怖すぎる。絶対に夜中には訪れたくないトンネルだ。

一歩踏み入れるとそこはエイリアンの映画に出てくる宇宙船の内部のようだった。

乗り捨てられた宇宙ステーションのような雰囲気に心が躍った。

なぜか水の滴りがえげつない。

地味に傾斜しているためかちょっとした川みたいになっている。

ここ本当に歩いて平気なのだろうか。

名残しいがこれでお終いだ。

個人的にかなり楽しめるトンネルだった。

発哺バス待合所

トンネルを抜けた先にはレトロな待合所が。

時が止まったかのような空間が残されていた。

全盛期の志賀高原の来場者数はとんでもなかったようなので、どこか寂しい感じがする。

新聞が置かれていることから未だ現役稼働中と知る。

あれドア空いてたっけ…

そろそろ出ることにしよう…

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