登山を始めたきっかけを振り返る。家族の影響と初の山行:和田峠から生藤山を経て三国山。

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iPhone4Sからの画像抽出による振り返り登山日記。

この和田峠での探検が自分の意思による初めての登山に近いのかもしれない。

mont-bellのムーンライトという設営がどこでもお手軽に出来るテントだけは既に購入していてバイクに積んでそこら辺で寝泊まりはしていた。

しかしこの登山を皮切りに登山にハマり(山自体にハマったというか厨二的に鍛えるための意味の方が強かった)山へ寝泊まりする魅力に気づき登山リュックという道具を購入するきっかけとなった山行だ。

iPhone4Sの発売年は2011年。もうそんなに経つのか….しかしスマートフォンというのは本当に鮮明に画像が残せていてすごい。

元から祖父には連れられてよく登山には行っていた。祖父は山深い岐阜県育ちだったのでスキーと登山を幼少期から嗜んでおり私もその影響を強く受けた。

祖父がそれらを好んだので旅行はそれらをベースとしたものが多かったと思う。毎年スキーに欠かさず行ったり。夏は登山をしたり。

祖父の家に住んでいた私は必然的に共に行う時間が多かった。

しかし高学年〜思春期は家族と一緒の登山にいまいち高揚しなかった記憶がある(今、祖父が生きていたらきっととても楽しんで一緒に山に登れたはず。….悲しい)

この辺の話も後に書きたいが小学生当時流行っていた万歩系型のゲーム(ポケットピカチュウ?とかデジヴァイス)をよく持ち歩き登山ではなく歩けることによるゲームを楽しんでいた記憶がある。(特にデジモンはバトルのたびに祖父を呼び止めていたので今考えるとマジで迷惑である。じいちゃんすまん)

何も言わずにその度に待ってくれたし、一度私は崖の下にデジヴァイスを落としたのだがそれを果敢にも拾いに行ってくれた優しさを持つ(重ね重ね本当に申し訳ない)

でもそんな優しいじいちゃんも若い頃はめちゃくちゃで小学生の叔父さん(祖父の息子)と当時登頂できた(今はもうできない)オーストラリアのエアーズロックに登った時はそのあまりの断崖絶壁さと強風にこれ以上は小学生の息子を連れて行けないと判断。

その時祖父がとった行動は一緒に降りて帰るのではなくエアーズロック中腹に1時間叔父さんを置き去りにするというものだった。

これは我が家の伝説となった。

祖父はそれだけ頂上に行きたかったようだ。

小学生の叔父さんは言われた通りその場で大人しく待ち続け、待ってる間は1時間以上地平線をひたすら眺め続けたとのこと….覗き込んだり、動いていたら死んでたかもと苦笑いして話してくれた。

 

最近YAMAPを利用したらかなり進化していて使いやすくなっていた。そして当時登った山々を振り返ろうと思った。

振り返ると色々見えてきて面白い。

空前の第一次アウトドアブームは1996年。

そこから時を経て第二次アウトドアブームは2015年かららしい。

今でもアウトドアはブーム最中ですがいつまで続くのかな?

俺の中での本格的なアウトドアブームは2011年から始まったみたい。

和田峠からスタートした。

これは今でもよく覚えている。

当時マイブームだったバイクで和田峠まで行った時にこんなところに休息所がある?!と立ち止まって観察したら様々な登山道に繋がっていることに気づき後日家にある適当な登山道具をかき集め再訪して登ることにした。

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和田峠に駐車することはなんと有料で(今なら別に驚かないけど)当時は驚いた記憶がある。

山の中だから勝手に無料かなって思ってたのでこの辺も結構カルチャーショックだったかも。

そこにいる管理人のおじさん?(だったかな)と少し話してルートを聞いた。

紙媒体の山岳地図を持ち歩くとか事前の下調べとかは全くした記憶がない(今思えば危険なのだが当時はあんまり考えたことはなくめちゃくちゃ適当だった。)

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とりあえず霧の道を進む。めちゃくちゃワクワクしたことを覚えている。

靄もすごくて何より誰もいなくて最高だった。

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すげえ….探検感に高揚した。高校生の時も登る機会があったが友人たちに囲まれ、どこに行っても人だらけの山。そんな山とはかけ離れて自分以外の誰もいない山のおそろしくも探検心を駆り立てられる状態にテンションが上がった。
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そんな訳で結構序盤は走ったはず。

当たり前だけど山を走ったことなんて殆どないからめちゃくちゃきつい。これ多分序盤だけどめちゃくちゃ汗かいてた。
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山の魅力に気づけた。本当に幻想的。

ただそれも序盤で落ち着いてきて途中からはなんで俺登ってんだろ….帰りてぇって思ってた(笑)
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残念ながら全くどの辺か覚えてないけどとにかくバテてたと思う。
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大荷物に憧れてたからリュックにも水をとにかく詰めて重くしていた。(厨二)

でものちの登山でも水は毎回大量に詰めまくって筋トレだ!って感じで登ってた。
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検索窓の【和田峠付近のコンビニ】にツボった。どんだけ帰りたがってんのよwww

多分この時点で本当に疲れちゃって冷たくて美味しい飲み物を求めての検索なんだと思う。

そして無常にも電波全然なくていつまでも検索できなかった記憶がある。電波は懐かしの3Gである。

時刻はこの時で12:37とある。今思えばクソ舐めた登山時刻。早朝から登るという発想は全くなかった。学生の時はいつも昼〜夕方開始登山という今やったら炎上するような登山計画だった。

※のちの山登りではテントを常に持っていて途中で泊まってまた登るor帰るという方法をとっていた。当時どこでもテント張っていいと思っていた….現代語でいうところの闇テントである。

今でこそアウトドア人口も劇的に増えてインターネット上にも情報が溢れてそういうことがよくないぜ….みたいなことを知れるけど当時はあまり知る由がなかったように思う…

社会人になりアウトドア趣味からも離れて昔話を職場の人と話していくうちにキャンプ場でテント張ったことがないのにテント泊してた?!とかそこら辺の公衆トイレ前で寝てた?!と複数人から驚かれて割と頭おかしい事だったんだ….と知れた。無知はこわい。

※去年(2020年11月)初キャンプ場デビューを果たした。キャンプ場は最高でした。

アウトドア人口激増によるマナーの悪化、世間の目につきやすくなったことや自然保護の意識が世間で高まり今ではアウトドアのマナー関連も情報が溢れているのでそういう意味ではありがたい。
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幸いだったのが尾根道だったので道に迷うことが一切ないということだった。
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本当にこんな登るの?っていう意味の写真だと思う。この時の写真は多分迷わないようにして撮ってたって意味もありそう。それくらいなんの変哲もない見応えのない写真が多かった(笑)
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道は細いが幸いこの日は最後まで山中では誰1人とも会わなかった。それが心細くもあったが。

茅丸到着

とりあえず撮ったようだ。

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展望は全くよくない。(今は知らない
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この標高が高いのか低いのかすらわからず撮った。
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引き続き歩く。
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こんなに重い荷物で登ったことがなかったので本当にきつかった記憶がある。
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登る。
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オラこんなに登ったぞ!って意味の写真だと思う(笑)今見るとなんの変哲とない道だが当時はすごいと思ってた。
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辛い…きつい….帰りたい….和田峠からスタートなので正直殆ど登ってないはずだがとにかくバテていた。
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なんか天気も悪くなってきた。

生藤山へ到着

マジで死にそうになってたと思う。
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このリュックで思い出したけど、これは本来スケートボードを持ち運ぶ用のリュックでこのリュック自体がめちゃくちゃ重かった。

それはもう途中で捨ててやろうかと思うくらい重かった….あと背負い心地が本当に悪くて死にそうだった。

でも家にある最大容量のリュックだからこれをチョイスして持ってきた。
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このピン留めを見ると通過点が振り返れて助かった。というわけでYAMAPで振り返ってみる。

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この日のルートは多分これ。帰りの国道歩きがめちゃくちゃ辛かった!

こんな感じで振り返れる事がわかりYAMAPめちゃくちゃ面白いってなってる。

本当に携帯も残ってて写真もたくさん撮ってたら全部振りかえれたのに….(この後使ってたiPhone5を当時雨の中行った奥多摩ツーリングで水没させてしまったので山の記録写真がほぼ見られなくなった)
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とりあえず道にある地図は撮っておいた。
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雨降りそうじゃない?って怯えていた。

三国山へ到着

天気もありここでもうやめようと決断した。

多分天気が良ければ引き続き山沿いに縦走していたかもしれない。無謀である。
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ここからの道は全く覚えていない。
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でもそんなにきつくなかったような….この辺から多分また走り出した。
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すごい走りやすそうだし走ってたと思う。
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いまいち何を撮りたいの分からない写真。
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村?町に降りてきた。

コースタイム的に和田峠から大蔵里山まで1時間かかったと仮定してスタート地点の和田峠に戻れる時間は本来なら17:37という絶望的な時間だったはずだけど、めちゃくちゃ走ったおかげか明るいうちに和田峠に戻れた。
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これは多分山降りてきた直後の建物かな?
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Tシャツの9割色が変わって汗だくすぎる自分が面白くて撮った写真。この時パンツからズボンまで何から何までびちゃびちゃだった。

速乾性の化学繊維の服を着るという概念がなかった。オール布である。

….でも登山靴だけはちゃんと履いててえらい。
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謎の建物。まだあるのかな。
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集落的な。
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散々山きつかった的な事書いてきたけど実はラスボスは違う。

とりあえず今回の登山で1番きつかったのは山ではなくて帰り道の512号線を永遠と行く事だった。

佐野川峠から和田峠までのコンクリートの峠道を永遠と走った。

YAMAPのコースタイムを見る限りだとこの区間コンクリの道だけで3時間半あってワロタ。
着いた先で和田峠のおじさんに「えーーー遠かったでしょーーご苦労様」って言われた記憶がある。ただコンクリートの道じゃなくて山道だったら多分走れなかったのでそういう意味ではセーフである。
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後日の写真を見るとmont-bellのゼロポイントを購入した写真が出てきたので余程リュックの大事さを噛み締めたんだと思う(笑)

mont-bellゼロポイントのグラナイトパックってやつ。今でも売ってるのかなー?って調べたらどうやら2018年に新型が発売されたようでこの形の物はもう手に入らないみたいです。

初めて自分のお金で買った登山リュックはフレーム入りだしクッションも弾力がすごくてどこへでもいける気がしました。重いものを入れても肩に食い込まないし….今でもたまに使ってます。(壊れる気配はない)

最近はグレゴリーのレイブン18を購入し使用しています。

また一つ自分の歴史が紐解けて面白かった。iPhone振り返り日記でした。

暇を持て余した学生の時は登山は身体を強くしたいという厨二的目的から行っていた。

そして孤独な環境であえて野宿して山籠り的な遊びをしていた。

決して綺麗な景色が見たいとか虫や植物を観察したいという気持ちではなかったと思う。

山に野宿して下山して来た時なんだか一つ強くなったようなそんな感覚があったんですよね….これ本当に(笑)

そして登山中歩いていて気持ちよかった記憶もあまりなくて只々ひたすら走ってはバテて、回復したらまた走ってを繰り返してた。辛い記憶が多い。膝も再度壊れましたし。

そして山に登らなくなった社会人になってからは登山の先に面白い建物があるとか、廃墟や壊れた橋があるとかそういった付随的な魅力を求めて仕方なく(?)また山に戻り始めた。

でも本当に最近….やっとハイキングも気持ちがいいなって思えた。ただ歩くだけで楽しいって思えたところにジジイ味を感じた。

という訳で彼女と共に心機一転登山を本格的に今度は【修行】ではなく【趣味】として始めようかなって思います。

コロナの影響で登山者が増えているるしいですね。

….と言いつつ私自身も人混みに行けないなら登山だろと思って再開したクチなのですが….とにかく今後も遭難や怪我だけには気をつけて行動したいです。

 休日登山シリーズ

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おわり



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